いのち芽吹く、春の恵みを宿したビール
ミネラル豊富な天然の“白樺樹液水”を使用
「八ヶ岳ビール タッチダウン 白樺ビート“生”」(以下、白樺ビート)は、春先の一時期にだけ採取できる貴重な天然白樺の「樹液水」を仕込み水の一部に利用した、全国的にも大変珍しいビール(※)で、ビアスタイル(ビールの種類)はピルスナーになります。
※ 税区分上は発泡酒になります。
カバノキ科の落葉樹である白樺は3月から4月にかけて、春の芽吹きに備えて地中から吸いあげた大量の水分を幹のなかに保持します。この「白樺樹液水」は、ミネラルを豊富に含み、古来から人々の生活を潤してきたことから“森の看護士”とも呼ばれています。ほのかな甘味を持つことから、飲用に加えて人工甘味料「キシリトール」の原料にもなるほか、保湿力の高さから化粧品等にも利用されています。
白樺の“おすそ分け”を仕込みに活用
そんな樹液水を、標高約1280m に位置する八ヶ岳ブルワリーは、まだ高原に雪が残る3 月から4 月にかけ、当社敷地内に群生する白樺の木々から毎年少しずつ “おすそ分け”してもらいます。夜のうち、光沢を帯びた白色の樹皮に直径および深さ2cm ほどの小さな穴を開け、ビニール管の片方をその穴に、もう片方を容器に差し込みます。そうして、ゆっくりと滴ってきた樹液を明け方に回収します。
採取できるのは1 年のうち3週間ほど。一定の期間を過ぎれば樹液水はピタリと止まってしまいます。また、大切なのは採集したあと、幹に開けた穴を同じような材質の木片で埋めること。そうすれば1年後にはかさぶたのように穴もふさがり、木々が枯れてしまうこともありません。
ほのかな甘味とライトな飲み心地
そうして採取した白樺樹液水を数十リットル、ビールの仕込み段階(麦汁煮沸開始時)に投入したのが「白樺ビート」です。樹液水に含まれるほんのりとした甘味が活きるよう麦芽由来の糖は可能なかぎり発酵段階で使い切り、きりっとしたライトな飲み口ながらも、八ヶ岳ブルワリーらしい奥行きのあるモルト本来の旨味を活かした仕上がりとしました。
「白樺ビート“生” Italian Pilsner Saphir DH Ver.」
品目:発泡酒(※)醸造方式:下面発酵(無ろ過・非加熱)
原材料:大麦麦芽・ホップ・白樺樹液水
アルコール度数:5.0%
保存方法:要冷蔵
容量:330ml
醸造時期:期間限定(例年5〜6月に販売開始)
コ ク:★★
爽快感:★★★★
苦 味:★
甘 味:★★
※ 2018 年4月に施行された改正酒税法では、「麦芽比率」(ホップと水を除いた原料の重量中、麦芽が占める割合)が50%以上で、かつハーブや柑橘類といった「麦その他の政令で定める物品」が麦芽の5%以内であれば、ビールとして認められるようになりました。当社「白樺ビート」で使われている白樺樹液水は、この「麦その他の政令で定める物品」に含まれないため、品目は発泡酒となります。しかし、麦芽比率は100%に近い王道の「生ビール」であり、麦芽比率の高さから税率もビールと同じとなります。
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※20歳未満の飲酒は法律により禁じられております。 未成年者への酒類販売、通信販売
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